乃木坂46の久保史緒里が、2023年1月8日よりスタートする大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合)に出演することが発表された。乃木坂46としては2015年放送の大河ドラマ『花燃ゆ』(NHK総合)に、当時の“十福神”だった白石麻衣や西野七瀬、生田絵梨花ら10人が出演したことはあったが、メンバー個人が大河にレギュラー出演することは今回が初めて。乃木坂46としては、10月3日より放送を開始しているNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』に、ヒロイン・岩倉舞(福原遥)の同級生で親友役の望月久留美として出演している山下美月以来の快挙であり、大役だ。
先日行われた『第73回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)のリハーサル会見においても、メンバー個々の活躍が話題にあがることがあったが、その筆頭と言えるのが朝ドラ出演の山下、そして2023年におそらく時期的にも山下とバトンタッチするような形となる大河出演の久保と言える。長い歴史と絶大な人気を獲得している国民的な朝ドラと大河は、NHKの2大看板ドラマ。山下と久保も乃木坂46加入当初から“くぼした”としてファンから親しまれ、同じ3期生として多くの時間をともにしながら、俳優としてそれぞれの道を歩んできた。
3期生楽曲「未来の答え」「不眠症」でダブルセンターを務めている“くぼした”。ポジションとしてもシンメトリーになることが多く、山下が単独センターを張った26thシングル曲「僕は僕を好きになる」では久保が彼女を支える一翼を担う存在としてフロントに立っている。今年5月に日産スタジアムで開催された『10th YEAR BIRTHDAY LIVE』では、「今、話したい誰かがいる」のダブルセンターとして久々に“くぼした”が復活したこともあった。
楽曲以外においても、2021年に開催された展覧会『春夏秋冬/フォーシーズンズ 乃木坂46』では、2枚のスクリーンが対となるように置かれた“くぼした”としての関係性が印象的な例もある。久保が「雨」を、山下が「風」をダンスパフォーマンスで表現していたのだ。2人で1つといったようなシンメトリーの位置にいる“くぼした”。自他共に認める“アンラッキーガール”である久保と、『オールスター感謝祭’21春』(TBS系)で総合優勝を果たし、名前に「月(ツキ)」がつく山下はどこか対照的でもある。それは演じる役柄にも似たことが言えるのではないだろうか。
『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』(テレビ東京系)や『じゃない方の彼女』(テレビ東京系)といった作品で“あざといキャラ”を多く演じてきた山下。『舞いあがれ!』では、ヒロインの舞を支える明るく、しっかり者の、芯の通った母性を持つ久留美を演じており、今後はこの役が山下にとってのパブリックイメージとなっていくことだろう。
一方の久保は黒髪の乙女という朗らかで愛らしい役を演じた舞台『夜は短し歩けよ乙女』が代表作にありつつ、今年に入ってからは主演舞台『桜文』で笑わない花魁という挑戦的な役を、初主演映画『左様なら今晩は』では生きている間に恋愛を経験しなかったウブでピュアな幽霊・愛助を、2023年公開予定の映画『探偵マリコの生涯で一番悲惨な日』では、常連客で売れないホストに熱を上げるキャバ嬢という、確かな演技力で、幅広い役柄を演じている。『どうする家康』で演じるのは、徳川家に嫁いだ信長(岡田准一)の娘・五徳。「気品にあふれ、気が強いが、心根は優しい」といったキャラクター像は、『夜は短し歩けよ乙女』『桜文』『左様なら今晩は』のそれぞれのイメージとも言えるが、「信長からある密命を受けたことで、数奇な運命に巻き込まれる」というその先の展開は、久保が演じる多くの役柄が帯びている影の部分とも解釈できる。
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この年末を持ってグループから離れる齋藤飛鳥の卒業によって、乃木坂46は本格的に3期生以降のメンバーが中心となっていくこととなる。
「乃木坂はもう大丈夫ですよ。だって朝ドラに出る子(山下美月)も大河ドラマに出る子(久保史緒里)もいるんですよ?」(※)
齋藤のこの言葉は決して贔屓目ではなく、すでに3期生が乃木坂46の顔として最前線で走り続けていることへの信頼であり、誇り。2023年の乃木坂46を牽引していく筆頭となるのは、“くぼした”であることは間違いない。
お疲れさん
島育ちの割を食うのは4期5期
箱のイメージアップ的にも
最初から久保山下でやっときゃ良かったのに
久保の歌と演技のおかげでなんとか観れた
当人らが一番クソだと思ってたはずなのに
1ミリも出さずにやり切ったから信頼してる
それに比べて4期は芸能界で通用しなさそうだし、5期に期待するか